2014年9月3日(火)金沢市材木町の「夜の図書館べーる」で佐々木修吾さんのお話をお聞きしました!

 金沢大学の眞鍋先生、田邊先生にご紹介頂いて、「夜の図書館べーる」の館長、佐々木修吾さんのお話をお聞きしました。佐々木さんは、眞鍋先生の教え子(金沢大学大学院)でもあります。佐々木さんは、二代目館長です。
 ベールは2015年、中日新聞社金沢支店の記者であった日下部さんが築100年以上の金沢町家で始めた。オープン二年後に、日下部さんは、名古屋本社に転勤することになり、眞鍋先生が院生であった佐々木さんにベールを紹介することで、二代目館長となるも、既に一代目館長時代より多くの時間を館長として過ごしている。田邊先生のお話しでは、一代目館長時代は、来館者間で、政治を話題にしてディスカッションすることもあったそうです。
 ベールの玄関の引き戸がとても軽やかに滑っていきます。土間のスペースに、本棚が作られていて、個室で読書ができるスペースが三か所、ライトと机、木の椅子。そして、畳のスペースは、ゆっくりと来館者同士が語り合う場。入館料は200円。本の貸し出しは、極めて自由で、返却期限も存在しない。お互いが生きているうちに返却してねということだという。来館者との信頼関係がある。蔵書は約4000冊、初代館長の蔵書に、寄贈図書なのだ。「キーワード地域社会学」を見つけたが、これは、大学院受験のために勉強したテキストだそうだ。
 夜の図書館は、ベール以外に、ベールの副館長だった毛利公晟さんのもーり(同じく材木町)、春の図書館ゆーき(東山)、おしゃべりCafeねてみみ(暁町)の四か所がある。ベールは当初、週3ほどで空けていたが、現在では、月1か2となっている。客層は20代が中心。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です