築山ゼミナールの活動について

築山ゼミゼミ長の佐賀です:)

築山ゼミでは、『まちかど図書館ぼたん』プロジェクトの遊休不動産事業の他にも多くのフィールドを持っていて、長野県各地の地域と繋がりながら活動をしています。

もちろん大学のゼミなので、普段は研究活動を中心に活動しています。学術的な研究活動と並行しながら地域に出て、様々な方と関わり一緒に考えることで、より地域社会の課題や地域の良さを理解することができます。

このページでは『まちかど図書館ぼたん』以外で普段築山ゼミが取り組んでいる研究分野と関わっているプロジェクトについて紹介をしています。

目次

1.築山ゼミの詳細
2.戸隠みらいプロジェクト
3.門前まちづくりサロン
4.松本蟻ケ崎訪問(準備中)
5.散走プロジェクト

1.築山ゼミの詳細

 2023年度築山ゼミは4年生8名(3期生)、3年生9名(4期生)、2年生9名(5期生)が在籍しています。『持続可能な地域社会をいかにつくるか』というテーマを掲げ、社会学的な知見を基に地域づくりやコミュニティの活性化などを研究しています。

 2年生ゼミでは、社会学の基礎理論を通して問題発見方法論や社会や地域の見方を専門的に深く学びます。1年次と異なって「文献を読み込み、深く学ぶ」ということに始めは難しく感じますが、“学問をする”という基本を改めて考えます。

 3年生になると積極的に外部プロジェクトに中心メンバーとして関わり、実際に動きながら地域の人と一緒に問題の解決をしていきます。フィールドも『まちかど図書館ぼたん』のように中心市街地だけでなく、長野市戸隠地区や松本蟻ケ崎地区など中山間地域や中心部の居住エリアなど多岐に渡ります。

 築山ゼミでは、理論的な学びはもちろん聞き取りを始めとする実践を通して、ゼミのテーマである『持続可能な地域社会をいかにつくるか』ということを考えます。

 4年生になると、下級生のプロジェクトを支えながらも、後輩にプロジェクトやゼミでの縁を継承していきます。それと並行しながら、これまでの「理論と実践」での学びを活かして卒業論文を執筆します。卒業研究を通して、自分自身の関心や問いと向き合い「論文」という形で3年間の築山ゼミでの学びの集大成を迎えます。

2.戸隠みらいプロジェクト(作成:佐賀)

 長野市戸隠地区は平成の市町村合併で長野市に編入するまで、戸隠村でした。自然が豊かで古くからの歴史文化が色濃く残る戸隠は長野市の観光地として国内からだけでなく、国外からも多くの方に訪れられています。

 そんな戸隠地区で長野市と住民自治協議会が中心となって、10年後の戸隠を描く「戸隠みらいプロジェクト」が2022年に始動しました。築山ゼミはプロジェクトの当初からプロジェクトにオブザーバーとして参加し、「戸隠みらいプロジェクト」の実現のサポートをしてきました。

 実際に何度も戸隠を訪問し、プロジェクトの中心であるコアメンバーの皆さんに戸隠を案内していただきながら戸隠について理解を深めていきました。それだけでなく、定期的に一緒に地域の課題について意見交換を行いました。その際、学生が4つのグループに分かれ、グループごとの関心に基づいて戸隠を分析し、メンバーの前で報告をしました。

 また、2023年2月に『戸隠のみらい~こんなことができたらいいな~について考える』戸隠みらいワークショップが住民の皆さんを交え実施されました。戸隠みらいワークショップで築山ゼミ3期生は、ファシリテーターの補助として参加させていただきました。ファシリテーションの技法を学び、それを活かして住民の意見交換の場を活発にするサポートを行いました。

 今後はワークショップで出てきた「アイデア」を形にするためのサポートができたらと考えています。すでに動き出しているプロジェクトもこれから本格始動するプロジェクトもありますが、戸隠で暮らす皆さんの暮らしがよりよくなるように戸隠の皆さんと一緒にプロジェクトを創っていきます。

↑戸隠みらいワークショップの様子(2023年2月11日)

3.門前まちづくりサロン(作成:朝場)

 門前まちづくりサロンとは2020年12月に長野県立大学築山ゼミと、箱山ふとん店4代目店主で長野市議会議員でもある箱山正一さんが中心となりスタートしたサロンです!

 毎月第4木曜日の19時10分から善光寺門前近くのホワイトハウスにて開催しています。

 このサロンではゲストスピーカーをお呼びし、まちづくりや社会課題などを学び、学生や地域の人との交流、ディスカッションを通して長野のまちづくりや未来について意見を交換しています。

 これまで来て頂いたゲストの方々は、他大学の建築学部の先生方や、善光寺門前で鯉焼き屋を営む方、県外から移住し漫才の傍ら寺子屋を営む方など、多様な方々ばかりで、大学では学べない貴重なお話を伺うことができました。

 この活動も2023年の12月に3年目を迎え4年目へと突入しようとしています。開始した当時はコロナ禍ということもあり対面での開催が難しく、オンラインでの交流が中心でしたが、様々な方々にご協力頂き、ホワイトハウスにて現在も活動を続けることができています。   

 これからも多様なゲストの方々をお呼びしたり、ゼミ内でのプロジェクトや研究成果発表を行っていこうと思います!

↑まちづくりサロンの様子(2022年12月22日)

松本蟻ケ崎訪問(準備中)

散走プロジェクト(作成:齊藤)

 皆さんこんにちは、築山ゼミ散走班です。私たち4期生5名は、「散走」プロジェクトに携わっています。「散走」とは、自転車で、まちを散歩するように走ることを指します。

 私たち散走班は、昨年度から自転車のパーツや釣り具で有名なSHIMANOの散走コンテストに参加しています。このコンテストの趣旨は、「自転車でまちを走ることで社会課題を解決する」です。

 本コンテストに応募するにあたり、私たちは社会課題を発見・設定し、それを解決するために、実際に長野市のとある地区で試走を重ねてきました。それをPowerPointに反映し、企画として提出しました。その結果、無事一次審査を通過し、2023年12月中旬に大阪府堺市で行われる最終審査に進出しました。

 現段階では詳細はまだお伝え出来ませんが、最終審査終了後に、私たちがどのような事を行ってきたのかご説明させていただきます。

 皆さん、期待して待っていてください!!

↑散走の試走の様子

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