まちかど図書館ぼたんについて

こんにちは!長野県立大学 築山 ゼミの唐澤です!

 私たちはゼミ活動の一環として行政やまちづくり長野、ナノグラフィカと協力しながら長野市の北石堂町にある空き家を活用し、「まちかど図書館ぼたん」という名前でまちに居場所を創るプロジェクトをおこなっています。今回はそのプロジェクトの概要について紹介していきたいと思います!

↑空き家の清掃の様子

1.フラっとでも、ガッツリでも立ち寄れる多様な居場所!

 まちかど図書館ぼたん」本を介して人と人とがつながる、そんな場所を学生が様々な組織や人と繋がりながら作り上げていく、そんなお店です。具体的には図書館の本棚1区画(約30cm四方程(予定))のレンタルスペースを設け、本棚を借りた人はその区画の中で自分の好きな本を他の人に展示し紹介したり、貸し出したりすることができます。

 自分の好きな本を紹介する以外に借主さんは、本棚の住居人ということで「まちづくり図書館ぼたん」の店番を行うことができます!

 そして、お店には色々な方々が来てもらいたいと考えています。通勤・通学途中にフラッと見るだけ立ち寄るでもよし、長野駅周辺散策中にじっくり店内を楽しむでもよしの敷居の低い心理的にノーマライズされたお店の雰囲気を目指して頑張っています

2. 店主さんの想いの詰まったボタンの販売(在庫限り)

さて、次はぼたん販売について移りたいと思います。

もともと、まちかど図書館ぼたんになる前はこの空き家は「ボタンのいとう」というボタン屋さんでした。(実はこちらのお店は2号店なのですが、、1号店は染め物もされていたそうです。その裏話は追々。。)そのボタン屋では豊富な種類のボタンだけでなく、生地や縫い針など様々な商品が売られていました。プロジェクトの始動前、私たちは大家さんから店主さん(大家さんのお父様)がどのような方で、「ボタンのいとう」にどんな歴史があるのかということを伺いました。お客さんが来店した際に「この洋服に合うボタンがありますか」と聞かれた後、店主さんはすぐさまその洋服にぴったりなボタンを選び、とりつけていたそうです。その話を聞いて店主さんの職人としてのボタンへの熱意をひしひしと感じました。

 将来働くとしたら企業に入社することが主流の私たちの世代から見ると、職人として生きることとの大変さと誇りを持って働くその価値が時代背景からもうかがえます。

私たちは事業を考える際に人と人とが本を介して交わる図書館とともに、その売られるはずであった商品(主にボタン)を通販や現地で売ることによって当時の店主さんのご意志を最大限尊重しようと考えています。店主さんのようにボタンを洋服に取り付けることはできませんが(少なくとも私は^^;)、店主さんの想いがボタンを通じて皆さんに伝わればいいなと心から思っています。

お読みいただきありがとうございました。ぜひコメントお待ちしております^^

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